日々の生活とエネルギーの源

みなさんは、しっかりと一日三食食事を採っていますか?朝は忙しくてなかなか食べられないという方も、少なくはないでしょう。しかしながら、一日の始まりである朝ごはんには大きな意味があります。朝一番、起きてすぐに食べる朝食によって体は「朝起きた」ということを認識して全身を動かし始めるので、この朝ごはんを食べないと、一日中の体の働きにも関わってくると言われています。なので、いくら忙しくても、少しでもかまいませんから朝食は取るようにしましょう。一日のスタートを切るために必要なエネルギーであることは間違いありません。それでは昼食はどうでしょう?仕事が忙しくて昼休みを取っている時間がなく、昼食はなかなか……という方もいらっしゃるかも知れません。実は、昼食は人間の体に対してはそれほど大きな意味は持っていないと言われています。今となっては朝昼夜の三食が食事の基本であると言われていますが、この一日三食という文化が日本で根付いたのは、それほど古い歴史は持っていないのです。それもそのはず、この三食という文化は鎖国が解かれ他国との交流が盛んになりはじめた明治時代、明治維新によって西洋化した際に持ち込まれた文化であり、それまでの江戸時代以前の日本では、古くから朝と夜の一日二食の生活が送られて来ました。そのため、この昼食については、そこまで「何が何でも食べる」という必要はないのかもしれません。そして最後は夜、夕食は先程説明したとおり昔は朝と夜の二食だったために重視されるものでありましたが、昼にも食べる現在となっては、この夕食もそれほど大きな意味は為さないものです。それもそのはず、朝や昼などその後も活動を続ける時間帯と違って、夕食はその後に大きく体を動かすことがありませんから、エネルギーを補充する必要性はそれほど大きくはないのは間違いありません。しかしながら、それでも今の人たちは皆一日三食をベースとし、それぞれの食事についてある程度重要なものだと考えています。その理由はどこにあるのか?言うまでもなく、日本は「食事自体」を楽しむ文化が定着しているということにあるのではないでしょうか。この「食事を楽しむ」文化として最たるものを持っているのはフランスだと言われています。その証拠に、フランスで一日のウチで食事に割かれる時間は非常に多く、夕食などは1時間、2時間かけてゆっくりと行われるという傾向があるようです。これはつまり、食事をただ生きるのに必要なエネルギーを摂取するためだけの行為として捉えるのではなく、ある種の娯楽として捉える人が多いということに他なりません。確かにそのはず、そうでなければ「美味しいもの」が重宝されるよりも、「体に良いもの」が重宝されているはずです。食事すら楽しむことが出来る、それは人間によって形成された、最大限の「文化」とも言えるのではないでしょうか?そこでここでは、「文化」としての食事として、人々に愛される「美味しさ」を求めたグルメ達について、いくつか紹介していきたいと思います。まず1つ目に紹介するのは、「楽しむ」ことがこれほどまでに尊重された料理は他にはないでしょう、「鍋料理」です。鍋料理は、一つの鍋に多くの食材で作り上げられた料理で、多くの人達で同じ鍋をつついて食べるのは、人々とのつながりを食事の中でも重視しようという意図が隠れていることは疑いようもないことです。人間以外の動物には見られないものであるでしょう。そしてもう1つは、長い歴史のもとの熟成され、極限まで「美味しさ」を求めた料理の一つである「中華料理」です。中国の料理には一つのこだわりがあり、それは必ず「暖かい料理」であるということです。古くから中国では火の通っていない料理を「寒食」と呼び、喪中などの特殊な場合を除いては口にすることがありませんでした。それだけに、料理に対する意識は高く、いかに美味しい料理を作ることが出来るのかが非常に重視されました。そのため、現在でも多くの国で愛されているのでしょう。