北海道発の独特な鍋料理
さて、鍋料理として次に紹介するのは、日本に数ある鍋料理の中でも特に特殊な北海道の鍋料理である「ジンギスカン」です。このジンギスカンの何が特殊なのか?その特殊な点は主だって2つあります。まず1つ目は、使用される肉が特殊です。日本で普通に食べられる肉は主に三種類で、鶏肉、豚肉、牛肉がそのほとんどでありますが、このジンギスカンはその3つに属さない「羊」の肉を使っているのが最大の特徴になります。羊の肉は鶏豚牛に比べると多少獣臭さのようなものが強いために、好き嫌いの分かれる肉であることは間違いありません。このジンギスカンとして使われる羊肉は主に二種類で「ラム」と「マトン」といい、前者のラムは生後一年までの子羊の肉で、柔らかくクセが少ないのが特徴で、後者のマトンは生後一年以上経った大人の羊の肉で、より羊らしさのある味となっています。臭いが苦手という人はラムを使うのが良いでしょうし、羊々している方が好きな方はマトンを使ったほうが良いでしょう。そしてもう一つ、特殊な2つ目は、使われる鍋にあります。普通の鍋は真ん中が凹んでいて、そこに具材とダシを入れて煮込みますが、ジンギスカン鍋は半円状に凸っており、そこで肉や野菜などを焼いて食べるものになっています。そういう意味では、鍋料理というよりは鉄板焼きや焼肉の方に近い料理であるとも言えるかも知れません。どうしても好き嫌いが分かれますし、なかなか味わう機会の少ない料理ではありますが、クセになってしまうとなかなか抜け出せない料理でもありますから、ぜひ一度味わってみていただきたいと思います。
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